【引き出物の疑問!】引き出物は両親や兄弟姉妹に渡すの?

2020年05月03日

結婚式の準備の1つに、引き出物の手配も挙げられます。

自分たちの結婚式に出席してくれたゲストへ、感謝の気持ちを込めた品物を贈りますね。

そんな引き出物に対し、「両親や兄弟(姉妹)にも引き出物を渡すべきなのか?」と疑問に思う新郎新婦も多いと聞きます。

今回は、結婚式の引き出物を両親や兄弟姉妹に渡す基準についてお伝えしていきます。

引き出物選びは品物を選ぶ前にやらねばならないことがある!

結婚式を挙げるとなれば、さまざまな準備をしなくてはなりません。

その1つに、引き出物選びが挙げられます。

一般的には、メインの品物、引き菓子、縁起物の3点セットを引き出物として各ゲストに渡すことになりますが、結婚式に出席している全てのゲストに渡すわけではありません。

基本的に招待状1通につき引き出物は1個なので、友人夫婦を招待するのに1通の招待状を送った場合は、用意する引き出物も1個となるのです。

そのため、60人招待したからといって60個の引き出物を用意するとはいえませんから、引き出物の品物を決める前に、引き出物はいくつ必要なのかを確認する必要があります。

このとき、多くの方が「両親や兄弟姉妹の分の引き出物も用意するべきなのか」と疑問に思うそうです。

今回は、両親や兄弟などの引き出物についてお話ししていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

両親に引き出物を渡す?渡さない?どっち?

ではまずは、両親に引き出物を渡すべきなのか、それとも渡さなくても良いのかについてお話しします。

両親へ引き出物を渡す基準は、結婚式を主催するのは誰なのかによって変わります。

結婚式を挙げるのには多額のお金が必要ですから、両親から援助してもらうこともあるかと思います。

また、招待状を親の名前で出すこともあるでしょう。

これらの場合、両親も結婚式の主催者側ですので、ゲストではない両親に引き出物を渡さなくてもOKです。

しかし、結婚式の資金を親からの援助なしで新郎新婦で用意し、招待状も新郎新婦の名前で出す場合、結婚式の主催者は新郎新婦のみです。

そうなると両親は結婚式のゲストとなりますから、引き出物も用意することになるでしょう。

ちなみに、両親への引き出物の相場は、7,000~15,000円といわれています。

今まで長い間育ててくれた感謝の気持ちを込めた、素敵な品物を贈るようにしましょう。

両親が主催者側の場合!引き出物の代わりに記念品を渡すことも

両親が結婚式の主催者側の場合は、引き出物は渡さなくても良いと前の項でお伝えしました。

しかし、これまでお世話になってきた両親に対して、何らかのプレゼントを贈りたいと考える新郎新婦は多いことでしょう。

そのため、近年では引き出物を用意しない代わりに、記念品を渡す新郎新婦が増えているそうです。

結婚式披露宴のプログラムの中にも「記念品贈呈」が組み込まれ、花嫁からの手紙の後に行われることが多いです。

結婚式のフィナーレを飾る、感動的なシーンでもあるので、「今まで育ててくれてありがとう」という気持ちを伝えられる、特別な品物を贈ってみてはいかがでしょうか。

次の項で、記念品におすすめの品物をご紹介していきましょう。

両親への記念品の相場はいくら?おすすめの品物をご紹介

両親に引き出物を用意しない代わりに、記念品を渡す場合、どのような物を選べば良いのかで悩むかもしれません。

まず記念品の相場は、20,000~25,000円とされています。

あくまでも相場で、中には50,000円以上もの記念品を用意する新郎新婦もいますので、自分たちの経済状況と予算に応じて決めると良いかもしれません。

記念品は大きく、下記の2種類に分けられます。

〈形に残る品物〉

よく選ばれるのは、やはり花束です。

お花を贈られるのは嬉しい、と感じる両親は多いことでしょう。

長い期間その美しさを楽しめることから、近年はブリザーブドフラワーを選ぶ方も多いそうです。

花束と同様に人気なのは、ウエイトドールです。

これは、新郎新婦が生まれたときの体重のぬいぐるみのことです。

ほかには時計やフォトフレーム、家族の名前を使ったネームインポエムも人気です。

〈思い出に残る品物〉

高級ホテルの食事券や旅行券、体験カタログがこちらに該当します。

夫婦水入らずで楽しんでもらいたい、という方はこれらを贈るのもおすすめです。

ちなみに、両親への記念品に選んではいけない品物もあるのでご紹介します。

〈NGな品物〉

●包丁などの切れ物:縁が切れることを連想させてしまうため

●日本茶:主に弔事に使用されるため

●櫛(くし):苦などを連想させてしまうため

●ハンカチ:漢字で書くと「手巾(てぎれ)」となるため

これらの品物は避けて、両親が喜ぶ記念品の品を選びましょう。

兄弟姉妹には引き出物は渡すべき?

両親への引き出物についてお伝えしたところで、ここでは兄弟姉妹への引き出物についてお話ししていきます。

兄弟や姉妹に引き出物を渡す基準は、結婚をしているかどうかが、判断するポイントといえます。

兄弟や姉妹が既婚者である場合、両親とは別の世帯となるので、両親とは別に招待状を送りますよね。

例え、両親と二世帯住宅で住んでいる場合であっても、両親と兄弟(姉妹)家族へは別々に招待状を送ります。

お伝えしたように、招待状1通につき引き出物は1個用意しますから、両親とは別で招待状を送ったのであれば、引き出物も別で用意します。

ただし、このとき用意する引き出物は、友人や同僚などと同じにしてはいけません。

兄弟姉妹とはいえ、家族で出席するとなれば包んでくれるご祝儀の金額も高いことが多いです。

だいたい10万円程度包まれることが多いので、10,000円前後が引き出物の相場のようです。

メインの品物をグレードアップさせたり品数を増やしたりして、調整してみてください。

未婚であれば基本は不要!しかし兄弟などが社会人の場合は注意

もし兄弟や姉妹が結婚をしていない場合は、引き出物を用意しなくても大丈夫です。

なぜなら、未婚の場合は両親と同一世帯と考えるからです。

両親と同じ招待状で送るのであれば、引き出物も一家に1個渡すことになります。

ただし、兄弟や姉妹が学生ではなく、社会人の場合は注意が必要です。

一般的に兄弟や姉妹が社会人であっても、独身であれば招待状を送ることは少ないとされています。

しかし、中には両親とは別でご祝儀を用意する兄弟や姉妹もいます。

特に社会人歴が長い兄弟などの場合は、用意することが多いかもしれません。

もし引き出物を用意せずに、独身の兄弟や姉妹からご祝儀をもらった場合は、結婚式の後でお礼の品物を贈るようにしましょう。

「兄弟(姉妹)だからいいや」とするのではなく、例え兄弟姉妹の関係性であってもご祝儀をもらったらきちんとお返しをすることがマナーです。

ここまでお話ししてきましたように、家族の中でも引き出物を用意するケースと用意しないケースで分かれるので、引き出物の品物を選ぶ前には、引き出物を用意するのは誰なのかをまず把握しておくようにしましょう。

両親や兄弟姉妹への引き出物は必要な場合と不要の場合がある!

結婚式ではゲストに引き出物を渡すことが一般的ですが、「両親や兄弟姉妹の分は用意するべきなのか」で悩む方も多いそうです。

両親は「主催者なのか」、兄弟姉妹は「結婚をしているのか」で、必要か不要かを判断すると良いでしょう。

もし両親への引き出物が不要であっても、これまで育ててくれた感謝の気持ちを込めて記念品を贈るのもおすすめです。

記念品を渡すときは、花束やウエイトドール、フォトフレームなどを選んでみてくださいね。