結婚式披露宴の招待状が届いた!返信のマナーをチェック!
2020年05月21日結婚式披露宴のゲストとして招待されたとき、まず招待状が自宅に届けられますよね。
受け取ったら早めに返信するのがマナーといわれていますが、いつくらいに返信すれば良いのでしょうか。
また、返信ハガキの注意点などはあるのでしょうか。
今回は、結婚式招待状の返信マナーについてお話ししていきます。
目次
結婚式披露宴の招待状が届いた!返信のタイミングは?
自宅に結婚式披露宴の招待状が届いたら、出欠の返信をすることと思います。
このとき、多くの方がまず悩むのが「いつまでに返信すれば良いのか」ではないでしょうか。
招待状には「○月×日までに」と返信期限が書かれていますから、期限ギリギリでも良いかと思う方もいるかもしれません。
しかし、悩む事情がない限りは、極力早めに返信するのがマナーです。
新郎新婦は、ゲストから出欠の返信がきてから披露宴の準備をはじめます。
そのため、返信が遅くなってしまうと、新郎新婦は準備を進めることができませんから、迷惑をかけてしまう恐れがあるのです。
迷惑をかけないためにも、招待状が届いてから2、3日以内で返信できると良いですね。
遅くても1週間以内には返信することが望ましいです。
早く返信すればするだけ、祝福の気持ちや結婚式を楽しみにしている気持ちが、新郎新婦にも伝わることでしょう。
ただし、欠席の連絡の場合は、すぐに返信は避けたほうが良いかもしれません。
欠席の連絡が早いと、新郎新婦に「結婚式に来たくないのかな…」と思われる可能性もあります。
やむを得ない事情で欠席するときは、出席のときとは違い、1週間過ぎた後くらいに返信するようにしましょう。
披露宴の出欠をLINEで返信するのはあり?
結婚式披露宴に出席か欠席かで、返信のタイミングが違うことは、前の項でおわかりいただけたかと思います。
では、その出欠の連絡はLINEでしても良いのでしょうか。
近年では、LINEで出欠の返信をしたい方も多いと聞きます。
たしかにLINEならすぐに返信ができるので手軽ですよね。
しかし、LINEでフォーマルな結婚式披露宴の出欠を返信するのは、あきらかなマナー違反です。
同様に、メールや電話で返信するのもマナー違反にあたるので注意してください。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがあるように、どんなに親密な関係性だからといっても、守るべきマナーは守ることが大切です。
披露宴の招待状の中には、返信ハガキが同封されています。
必ずこちらで出欠の連絡を伝えるようにしましょう。
これらは押さえておくべき!招待状の返信ハガキマナー
それではここから、結婚式披露宴の招待状の返信ハガキの書き方についてお伝えしていきます。
書き方にもマナーがありますから、ここで確認しておきましょう。
まずは、押さえておくべきマナーからお伝えします。
▼黒ペンで記入すること
招待状の返信ハガキは、黒の毛筆(筆ペン)や万年筆で記入するのが正式なマナーです。
ボールペンでもOKですが、黒以外で記入するのはNGですので覚えておきましょう。
▼修正するときは定規を使用すること
誤って書き損じをしてしまうこともあるでしょう。
そのとき修正テープなどを使うのはNGです。
二重線をひいて修正をします。
このときの二重線は、必ず定規でひくことがマナーです。
▼句読点は使用しないこと
「、」や「。」の句読点は、「区切り」や「終わり」を意味します。
そのため、結婚式披露宴の招待状の返信には使用しないのがマナーです。
招待状の返信ハガキの書き方を確認しよう!
前の項でお伝えしたマナーに注意して、結婚式披露宴の招待状の返信ハガキに記入をしましょう。
ここでは返信ハガキの表面の書き方についてご説明します。
表面で必要なことは、宛名の修正のみです。
相手氏名の敬称が「宛」や「行」になっていると思いますので、それぞれ二重線で消します。
二重線は縦書きなら縦線、横書きなら横線の二重線をひきます。
先ほどもお伝えしたように、定規を使って丁寧にひきましょう。
そしてその横、もしくは下に「様」と書き直します。
「宛」や「行」のまま返信するのは失礼ですので、必ず書き直すようにしてください。
もし宛名が新郎新婦両方の名前が書かれているときは、同じように二重線で修正した後、それぞれの名前の下に「様」をつけましょう。
これで表面の書き方は完了です。
裏面の書き方もチェック!出席する場合の書き方
次に返信ハガキの裏面の書き方をお伝えします。
裏面でやることは大きく3つありますので、1つずつ出席する場合でご説明します。
●自分への敬称を修正する
御住所の「御」や、御芳名の「御芳」は、自分に向けられている敬称です。
そのため、これらは二重線で修正しましょう。
特に忘れがちなのが「芳」です。
「芳」の敬語にあたりますので、消し忘れに注意しましょう。
●「出席」の文字を○で囲む
出席のときは「出席」を○で囲み、出席の前についている「御」を二重線で消しましょう。
より丁寧に返信したい場合は、出席の前に「喜んで(慶んで)」、後ろに「させていただきます」とつけると良いでしょう。
「御欠席」の文字を二重線で消しておくことを忘れないでください。
●メッセージを書く
披露宴の招待状の返信ハガキには、メッセージ欄もあるかと思います。
白紙で返すのではなく、お祝いの言葉を添えて返信すると、新郎新婦も喜んでくれます。
もしメッセージ欄がない場合も、空いたスペースに書いておくと良いでしょう。
基本のメッセージ例は下記のとおりです。
「ご結婚おめでとうございます
喜んで出席させていただきます
おふたりの晴れ姿を楽しみにしております」
先ほどお伝えしたように、句読点は使わないように注意してください。
披露宴を欠席する場合の書き方も見ておこう!
やむを得ず、結婚式披露宴を欠席する場合もありますよね。
その場合の招待状の返信ハガキの書き方も見ておきましょう。
まず、自分への敬称を修正することは、先ほどと同様です。
次に、「欠席」を○で囲みます。
こちらも先ほど同様に、欠席の前についている「御」と、「御出席」の文字を二重線で消しましょう。
丁寧に返信する場合は、欠席の前に「残念ながら」、後ろに「させていただきます」と書き加えます。
やむを得ず欠席する場合は、その理由を明記したほうが良い場合もあります。
例えば、出張や出産、子供の入学式などの理由で都合がつかない場合は、素直に書いておくと良いでしょう。
もし身内の不幸などで欠席する場合は、理由はぼかして返信するのがマナーといわれています。
それぞれのメッセージ文をご紹介します。
〈仕事や行事などで欠席する場合〉
「ご結婚おめでとうございます
あいにく○○(理由)の予定が入っているため
残念ながら欠席させていただきます
おふたりの末永いお幸せをお祈りしております」
〈身内の不幸などで欠席する場合〉
「ご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただきましたが
やむを得ない事情により欠席させていただきます
おふたりの晴れの御席にうかがえず残念です
おふたりのお幸せをお祈り申し上げます」
以上のように書き、失礼のない返信をするようにしましょう。
マナーに注意して招待状の返信をしよう!
結婚式披露宴の招待状が届いたら、基本は2、3日以内、遅くとも1週間以内には返信するようにしましょう。
返信はLINEやメールは避け、招待状に同封されている返信ハガキで連絡するのがマナーです。
返信ハガキの表面と裏面、それぞれの書き方についてもご説明しましたので、ぜひ参考にしていただき、失礼のない返信をするようにしてください。