80代の祖父母にプレゼントしたいパジャマの選び方をご紹介!
2021年04月18日80代の祖父母にどんなプレゼントを贈ろうか考えている方もいることでしょう。
特に孫や子供世代からシニア世代へのプレゼントは悩むものですが、今回おすすめするのはパジャマです。
パジャマは毎日の睡眠時に欠かせないもので、普段から身に付けられる実用性から人気のプレゼントです。
この記事では、80代の祖父母にプレゼントしたいパジャマの選び方について詳しくお話ししていきましょう。
目次
80代の祖父母に喜ばれるプレゼント!パジャマが人気の理由
敬老の日や誕生日、長寿のお祝いなど、80代の祖父母にプレゼントを贈る機会は一年を通して何度かあります。
プレゼントは毎年のことですから悩むもので、どうしても似たり寄ったりなアイテムを選んでしまいがちです。
そんな80代祖父母へのプレゼントに、睡眠時に欠かせない「パジャマ」を贈ってはいかがでしょうか。
パジャマは毎日着用する実用性から失敗の少ないプレゼントで、孫や子供世代から贈られる人気のアイテムといえます。
また、パジャマは気持ちの良いリラックスした着心地で、睡眠というくつろぎの時間をより快適にしてくれることから、祖父母を敬い労うプレゼントとしてぴったりでしょう。
「普段身に付けられるものを贈りたい」と考えている方は、ぜひ祖父母へのプレゼントにパジャマをおすすめします。
80代の祖父母にプレゼントするパジャマの選び方は?
80代の祖父母にパジャマをプレゼントするうえでは、贈る相手に合ったパジャマ選びが何よりも大切です。
まず、パジャマ選びで押さえたいポイントは「着脱のしやすさ」です。
高齢者の場合、健康な方であっても腕や肩があがりにくかったり、関節を動かすたびに痛みがあったりなど、服を着脱する着替えの動作ひとつひとつが一苦労です。
特に、介護を要する方であれば、着用する本人はもちろん、介護をする人にとっても服の着脱は想像以上に大変なものです。
そのため、高齢者や介護者の負担にならないような着やすく、着せやすいパジャマを選ぶことがポイントになるでしょう。
また、パジャマ選びでは、着脱のしやすさに加えて「着心地の良さ」にも着目します。
というのも、高齢者の肌は非常にデリケートで、着用するパジャマの生地によっては負担になることがあるからです。
特に、要介護者の場合は床ずれを引き起こすこともありますから、着心地に関わるパジャマの生地選びは非常に重要でしょう。
80代の祖父母が着やすいパジャマの選び方!着脱しやすいパジャマとは
では次に、80代の祖父母にプレゼントする着脱しやすいパジャマの選び方について詳しく見ていきましょう。
まず、パジャマには主に「前開きタイプ」と「かぶりタイプ」の2種類があります。
前開きタイプは袖に腕を通し前でボタンを留めて着用するもので、かぶりタイプは頭からかぶって着用します。
高齢者向きの着脱しやすいタイプは「前開き」で、腕の上がりにくさや関節の痛みに悩む方には着やすくおすすめでしょう。
また、介護する側にとっても前開きは着せやすく、高い実用性から重宝される人気のタイプといえます。
さらに、介護用に特化したものを選ぶのであれば、フルオープンのつなぎタイプがおすすめで、ファスナーの開閉によってより楽に着脱ができるようになっています。
その他にも、ボタンがマジックテープやホック留め具になっているものもありますから、祖父母の状況に応じた着やすく・着せやすいパジャマを選ぶことが望ましいですね。
着心地の良いパジャマ生地を選ぼう!80代祖父母を労わる生地は?
80代の祖父母にパジャマをプレゼントするにあたり、続いてはパジャマの生地選びについて見ていきます。
前述したように、80代という高齢者は、肌機能が衰えから敏感肌になりがちなため、ちょっとした刺激や摩擦などで簡単に肌荒れを起こしてしまいます。
特に、寝たきりの方は簡単に床ずれが起きるため、生地の肌触りや着心地にはしっかり配慮する必要があるでしょう。
また、着心地の他にも、蒸れに関わる「通気性・吸水性」にも着目することが望まれます。
というのは、人は睡眠中にコップ一杯分ほどの汗をかくため、通気性の低い生地だと蒸れやすく、そこから肌荒れを起こしたり、不快な蒸れが快眠を妨げたりする場合があります。
そのため、特に暑い夏場のパジャマ生地には、通気性・吸水性に優れたコットン(綿)やリネン(麻)、シルクなどの天然素材を選ぶと良いでしょう。
肌触りもしなやかでやさしいため、デリケートな肌には負担も少なく快適に着用することができるでしょう。
また、中でもコットンは耐久性が高く、洗濯にも強い素材なことから、洗濯の頻度が増えがちな高齢者のパジャマにはおすすめですね。
冬に適したパジャマ選びもチェック!寒さに強い保温性に注目
80代の祖父母にプレゼントするパジャマ選びでは、寒い冬場に適したパジャマ生地も気になるところです。
体の機能が衰える高齢者にとって、夏はもちろん冬の体温調節も難しくなるからです。
まず、寒い冬のパジャマ生地選びで何よりも大切なポイントは、体温を逃さない「保温性」でしょう。
おすすめの生地としては、吸水性・通気性に加えて、保温性に優れたコットン100%です。
睡眠中の汗をしっかり吸水しつつ、内側の熱を逃さず体温キープができる点は、体温調節が苦手な高齢者には大変魅力的です。
また、中でも抜群の保温性が見込めるのは、コットン100%の裏起毛でしょう。
裏起毛とは、編み込んだ裏毛を起こして生地の厚みを増したもので、生地内の空気層によって保温性がぐんと高くなります。
さらに伸縮性のあるスムース生地やスウェットも、しなやかなフィット感から暖かい着心地を与えてくれるため、併せてチェックしてみると良いですね。
80代祖父母にプレゼントするパジャマ選びの注意点
これまでに、80代の祖父母にプレゼントするパジャマの選び方について詳しく見てきましたが、最後にパジャマ選びで注意したいポイントも確認しておきましょう。
●首元があるデザインを選ぶ
80代という高齢者にとって、自律神経に関わる重要な神経が集まる首元は、特に冷えに気を付けたい部分です。
そのため、襟があるデザインや首元まで締まるパジャマを選ぶなど、季節を問わずできるだけ首元に配慮する必要があるでしょう。
●半袖はできるだけ避ける
夏の季節には、暑いからとどうしても半袖のパジャマを選びがちですが、エアコンがある場合、半袖はおすすめしません。
というのは、肘や膝、手首、足首といった節々には太い動脈が通っているからで、これらの関節の冷えは体全体の冷えに直結します。
そのため、体温調節が苦手な高齢者には、半袖ではなく七分袖、七分丈のパジャマを選ぶなど、関節の冷えを考慮した選び方をすると良いですね。
●ポリエステル素材は抗菌加工を選ぶ
高齢者や介護を受けている方の場合、パジャマはどうしても汚れる機会が増えます。
ポリエステルは油分などの汚れが落ちづらく、その分、臭いのもととなる雑菌が繁殖しやすい傾向があります。
そのため、もしポリエステル素材を選ぶのであれば、抗菌加工や消臭加工が施されたものを選ぶようにしましょう。
高齢者の体を労わるパジャマ選びを
今回は、80代という高齢者の体に視点を置き、プレゼントするパジャマ選びについてお話ししてきました。
まずは、着用する本人や介護する側にとって着脱しやすいパジャマ選び、そして繊細な肌を配慮した生地選びをすることが基本的なポイントです。
また、季節に合わせて高齢者の体を労わる生地を選ぶことも大切ですね。
今回の記事を参考に、80代の祖父母がリラックスできる着心地の良いパジャマを探してくださいね。