上司の自宅へ伺う際のお呼ばれマナー!手土産選びの心得

2022年02月06日

お世話になっている上司の自宅にお呼ばれしたとき、プライベートとはいえ手ぶらで伺うわけにはいきませんよね。

手料理を振る舞ってもらうホームパーティであれば、なおさら手土産は必須です。

とはいえ、どのような手土産を持っていけば良いのか悩む方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、上司の自宅にお呼ばれした際の手土産マナーから、喜ばれるおすすめの手土産をご紹介していきます。

上司の自宅にお呼ばれされた!手土産選びのマナーとは?

仕事をしていると、人間関係の延長として上司の自宅にお呼ばれすることがありますよね。

プライベートなイベントであるとはいえ、招いていただいておもてなしも受けるわけですし、何より日頃お世話になっている目上の人ですから、気の利いた手土産は必ず持っていきたいところです。

しかし、手土産ひとつで気遣いやマナーの良し悪しが分かってしまうため、あらかじめしっかり手土産選びのマナーを押さえておくことが大切です。

まず、手土産を用意するうえで確認したいのは、どのような規模で、どのような経緯で自宅に招待されたのかという点です。

例えば、数人が集まるホームパーティであれば、手土産は上司だけに向けたものではなく、「その場のみんなで共有できるもの」と認識するべきで、当日集まる規模を考慮する必要があるでしょう。

一方、規模の小さいお呼ばれであれば、その上司や上司の家族が一緒に楽しめる手土産を用意するのが良いですね。

そのため、事前に上司の家族構成をはじめ、好みやアレルギーの有無などをリサーチしておくことが大切です。

このようなお呼ばれに向けたある程度のリサーチは、手土産を持参するうえでは必要最低限のマナーといえるでしょう。

上司の自宅ではどんな手土産が喜ばれる?ホームパーティの手土産選び

では、上司の自宅にホームパーティでお呼ばれした際の手土産選びについて、より詳しく押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

●参加者みんなが楽しめるもの

前項で触れた話にも繋がることですが、ホームパーティでは複数人が集まるため、主催するホストにとっては料理や飲み物の種類はできるだけ多く用意したいところです。

そのため、手土産には参加者みんなが楽しめるものを前提に、少しでも主催する側のサポートになるような手土産を選ぶと喜ばれます。

●手料理の邪魔にならないもの

ホームパーティの主役といえば、何より主催する側が振る舞う華やかな手料理でしょう。

そのため、手料理の邪魔になるような、差し出る手土産は望ましくなく、あくまで招待される側としてホストを立てるものを手土産に選ぶのが良いですね。

主役を引き立てる脇役という位置づけで、花を添えるようなものを選びましょう。

●残ってもある程度日持ちするもの

場合によっては、持参した手土産が食べきれず、余ってしまうこともあるでしょう。

そんなとき、残ってもある程度日持ちがするものあれば、あとでまたゆっくり食べることができますし、あるいはみんなで持ち帰るなど、パーティ後でも楽しむことができます。

手土産選びで気を付けたい注意点は?

上司の自宅に手土産を持参する際、選ぶうえでは気を付けたい注意点もあります。

まず一つ目は、上司の自宅近辺で手土産を調達することです。

これは他の手土産選びのシーンでも同じことがいえるのですが、手土産を事前に用意したというよりも、慌てて調達した印象が拭えませんし、何よりせっかくの手土産としては手近すぎるでしょう。

お世話になっている上司に招かれているのですから、相手にとって特別感を与えるような、わくわくする手土産を選びましょう。

また、もう一つ気を付けたい注意点は、他に招かれているメンバーと手土産の内容が被らないことです。

内容が全く同じことはそうそうないとはいえ、内容のジャンルが被るケースは割とあるものです。

そのため、例えば同僚と一緒にお呼ばれしているのであれば、前もってどんなものを手土産にするのかお互いに確認しておくことが望まれます。

上司の自宅に持参する手土産の予算相場はどのくらい?

上司の自宅に持参する手土産を選ぶうえでは、その予算相場も気になるところですよね。

そもそもどのくらいの予算が上司への手土産として妥当なのか、分からない方も多いことでしょう。

お呼ばれの経緯や状況によっても相場は変わりますが、一般的なホームパーティの場合、3,000~8,000円程度が相場とされています。

あまりに高いものを選んでも相手に気を遣わせますし、かといって安すぎる予算ではホームパーティでみんなに行き渡るほどの手土産を用意するには不十分でしょう。

ただし、ホームパーティなどの賑やかなシーンではなく、単独でお呼ばれするようなあらたまったシーンでは、この限りではありません。

今後の仕事に関わる大切な話であれば、少し奮発して気の利いた手土産を用意するのが望ましいでしょう。

上司の自宅に持参する人気の手土産!定番はパーティを盛り上げるスイーツ

上司の自宅に伺ううえでの手土産マナーについて見てきたところで、ここからは喜ばれるおすすめの手土産を一挙ご紹介していきましょう。

最初にご紹介するおすすめの手土産は「スイーツ」です。

スイーツはメイン料理後のお楽しみのデザートで、ホームパーティの定番の手土産といえます。

パーティテーブルをより華やかに演出してくれますし、何よりホスト側が用意するメイン料理の邪魔になることはありません。

スイーツにもさまざまな種類がありますが、パーティをより華やかにするのであれば、例えば季節のフルーツがのったプチタルトやプチケーキなど、SNS映えする彩り鮮やかな生菓子を選ぶと喜ばれます。

手で持って手軽に食べられますし、ホームパーティも盛り上がることでしょう。

それよりも、残った後のことや日持ちの問題を考慮したいのであれば、焼き菓子やクッキーといった保存のきくお菓子を選ぶと良いでしょう。

また、夏であれば涼やかに食べられるゼリーやジェラートなど、季節感のあるものもおすすめです。

美味しい本格的なパティスリーが近場にあれば、生菓子から焼き菓子などさまざまなスイーツが置かれているので、ぜひチェックしてみると良いでしょう。

ジュースや調味料もシーンに合わせて手土産に!

では引き続き、上司の自宅に伺ううえで喜ばれるおすすめの手土産をご紹介していきます。

●ジュース

お菓子などのデザートの他にも、ジュースは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しめる手土産として人気です。

そのままの味を楽しむのはもちろん、炭酸やお酒で割るなど、工夫次第で楽しみの幅が広がります。

また、賞味期限も長いため、ホームパーティ後でもゆっくり楽しむことができる有難い手土産といえます。

●調味料

こちらはホームパーティというより、直接上司の自宅に向けた手土産として人気があります。

特に、上司が料理好きな方、あるいは上司に奥様がいる場合、毎日の食卓を手軽に豊かにしてくれる調味料は喜ばれるでしょう。

中でもおすすめなのが、使いやすいドレッシングギフトやオリーブオイルです。

普段自分では買う機会がないような、例えばオーガニックやワンランク上のものを選ぶなど、ちょっと贅沢な調味料ギフトを選べると良いですね。

お呼ばれシーンを考えた手土産選びを

上司の自宅に持っていく手土産マナーからおすすめの手土産を詳しくご紹介してきました。

自宅へのお呼ばれは仕事から離れたプライベートな空間ではあるものの、相手が目上の上司である以上、部下として恥ずかしくない手土産マナーを押さえておくべきです。

とはいえ、あまり固くなりすぎずに、相手が思わず笑顔になるような楽しい手土産選びをしていきましょう。