突然の訃報の知らせに押さえておきたいお悔やみの電話マナー

訃報の知らせは、多くの場合は突然電話で伝えられます。

突然のことに加え、普段なかなかあることではありませんから、とっさにお悔やみの言葉が浮かばない方も多いことでしょう。

では、もし訃報の知らせを電話で受けた場合、どのようなお悔やみの言葉をかけたらいいのでしょうか。

そこでこの記事では、訃報の知らせを受けた場合の電話マナーについて詳しくお話ししていきます。

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遺族にかけるお悔やみの言葉とは

親族や友人、知り合いの方が亡くなった際、その訃報は電話を通じて伝えられることがほとんどです。

突然の訃報に驚きと悲しみで戸惑い、かけるべきお悔やみの言葉すら見つからないことも多いのではないでしょうか。

しかし、急な事態に懸命に対応する遺族に対し、訃報を受けた側はしかるべきお悔やみの言葉をかけることが社会人としてのマナーと言えます。

そもそもお悔やみの言葉とは、亡くなった方に哀悼の意を表わす言葉を遺族に伝えるものです。

お悔やみの言葉といえば、「この度はご愁傷さまです」といった言葉をイメージするように、訃報の知らせ受けた際はもちろん、通夜や葬儀の参列において、遺族に対してお悔やみの言葉をかけるシーンは避けられません。

そのため、いざというときに適切なお悔やみの言葉をかけられるように、マナーとしてしっかりと押さえておきたいところです。

ただし、「マナー」だからといって、あまりに形式的に囚われすぎるのも避けたいところで、何よりも悲しみに暮れる遺族の心に寄り添う心配りが心構えとして大切であり、前提でしょう。

押さえておきたい電話口でのお悔やみ文例

では、電話で訃報を受けた際、マナーとしてどのようなお悔やみの言葉をかけたら良いのでしょうか。

突然のことですから、どうしても慌てふためいてしまいますが、まずは大変な事態の中で電話をくれた遺族に対し、感謝の気持ちを含ませてお悔やみの言葉をかけます。

では、一般的に使われる例文を以下で見ていきましょう。

●「お電話いただきありがとうございます。

この度は心より哀悼の意を表します」

●「大変なときにご連絡いただきありがとうざいます。

この度は大変ご愁傷様です」

●「お辛い中、わざわざお電話いただきありがとうございます」

また、上記の言葉に続き、これから伺うことについての確認、そして今後の葬儀の日程なども状況に合わせて確認します。

●「ご迷惑でなければ、これからそちらに伺ってもよろしいでしょうか」

●「今後の日程はお決まりでしょうか」

ただし、上記はあくまで例文であり、実際は相手によってかけるお悔やみの言葉も変わってきます。

例えば、親戚、友人、近所、会社関係など、関係性に合わせて相応しい言葉を選ぶことが大切でしょう。

電話で注意したいお悔やみマナー

前項では、電話で訃報を受けたときのお悔やみマナーについて見てきましたが、お悔やみの言葉を述べるうえでは気を付けたい注意すべき点もあります。

●故人の死因などを詳しく聞くこと

特に故人が親しい関係性で、かつ突然の訃報であれば、死因についてなおさら詳しく聞きたくなることでしょう。

しかし、悲しみに暮れている遺族に対して根掘り葉掘り尋ねることは無神経で、お悔やみの言葉とともに聞くことは避けるべきです。

どんな理由で亡くなったのか気になってしまいますが、まずは傷心の遺族の気持ちを第一に考え、必要最低限のお悔やみの言葉を簡潔に短く述べましょう。

●電話を切るときのマナー

これはお悔やみに限らず、ビジネスシーンのの電話マナーにおいても同じことが言えますが、電話を切る際は遺族側が先に切るのを待ちます。

また、受話器を置く際も、特に先に切る場合は大きな音を立てずに静かに置くのがマナーです。

こちらも遺族の気持ちを配慮した心遣いであり、お悔やみの電話マナーとして押さえておきたいところですね。

お悔やみの電話マナーで気を付けたい「忌み言葉」

前項に続いて、電話口でお悔やみの言葉をかける際に注意したいマナーは、「忌み言葉」です。

忌み言葉とは、お悔やみのシーンには縁起が悪いとされる言葉で、カジュアルに嚙み砕けば葬儀の場におけるNGワードと捉えることができます。

避けられる忌み言葉には、「度々(たびたび)」「重ね重ね」「くれぐれも」「いろいろな」といった同じフレーズを繰り返す「重ね言葉」が挙げられ、不幸が重なる・続くことを連想させることから避けられています。

また、この他にも、「再び」「引き続き」「追って」などのよく使われがちな言葉も、重ね言葉として同様に捉えられているので注意が必要です。

さらに、一般的に不吉とされる「四」や「九」などの数字や、「消える」「浮かばれない」といった言葉も、忌み言葉として避けたほうが良いでしょう。

つい無意識に使ってしまいがちな言葉ばかりですが、日本では言葉には魂が宿るという「言霊信仰」が根付いていますから、忌み言葉にはできるだけ注意してください。

お悔やみをメールで伝えるケースも

これまでに、電話でお悔やみの言葉をかける際のマナーについて詳しく見てきましたが、近年では電話以外の手段として「メール」も活用されるようになりました。

ただし、お悔やみメールは簡素化して気軽に送れるものというわけではなく、あくまで取り急ぎの略式であるため、活用されるケースはかなり限定的に絞られます。

例えば、親しい関係性の遺族側がメールで知らせてきた場合や、ビジネス関係の相手から訃報メールが届いた場合です。

つまり、遺族側のとの関係性が深い場合、もしくはビジネス上としてやむを得ない場合は、お悔やみメールを「返事として」送っても問題ないでしょう。

ただし、身近な親戚から訃報メールが送られてきた場合は、やはりできるだけ電話口で直接お悔やみを伝えることが望ましいでしょう。

お悔やみメールを送る際のマナーは?

では、電話でのお悔やみマナーに併せて、最後にお悔やみメールを送る際のマナーについてご紹介していきましょう。

とっさの言葉が重要になる電話と違い、メールの場合はお悔やみを伝える時間が与えられます。

しかし、文面だけで故人を悼む気持ちを伝えなければならないため、どのように書いていいのか困ってしまいます。

基本的に、お悔やみメールで心掛けたいことは、丁寧な言葉遣いで簡潔にまとめることです。

まず、件名に関しては、一目でお悔やみメールだということが分かるタイトルにすることが望ましく、「◯◯です お悔やみ申し上げます」など、併せて差出人が分かるようにすると良いでしょう。

また、一般的なメールの場合、時候の挨拶などの前置きが入りますが、お悔やみメールは緊急性が伴う略式となる手段になります。

そのため、前置きや余計な言葉は入れずに、簡潔に分かりやすくまとめることが望ましいでしょう。

なお、お悔やみメールでも葬儀の場と同じく、忌み言葉は避けるように心掛けてください。

遺族の心に寄り添う配慮を

これまでに、お悔やみの電話マナーについて詳しくお話ししてきましたが、いざ突然の訃報を受けたときは、どうしてもうまくお悔やみの言葉が出てこないかもしれません。

しかし、何よりも大切なのは、故人を悼む気持ちと遺族の心に寄り添う配慮です。

今回ご紹介したお悔やみマナーを最低限押さえ、電話口での遺族が少しでも救われる対応ができるようにしましょう。