ハンカチで作る巾着袋の作り方をマスターして家族に贈ろう!
2019年10月02日ハンカチ1枚とお気に入りの紐を準備すれば、簡単に巾着袋を作れることをご存知ですか。
ハンカチをそのまま使えば布を切ることや、布端の始末などの細かい作業が不要です。
また、巾着袋は家族にプレゼントするだけでなく、ラッピング素材としても利用できます。
あなたも作り方を覚えて家族や親しい人に巾着袋をプレゼントしませんか?
目次
定番の巾着袋はハンカチで作ってポイントをマスターしよう!
ハンカチで作る定番の巾着袋の特徴は、紐の通し方で「片しぼり」と「両しぼり」があります。
「片しぼり」は紐を1本使用して片方で絞り、「両しぼり」は紐を2本使用して両側で絞ります。
準備するハンカチの大きさは、どんなサイズでもかまいません。
紐の1本の長さは、どちらのデザインも出来上がりサイズの3倍の長さが目安です。
それでは作り方をご説明します。
【片しぼりの縦長の巾着袋】
1.ハンカチを裏返しにおいて、上を端から手前に約3cm折り返します。
折り幅は紐の太さに合わせて調節してください。
折り返したところをアイロンで押さえると、縫いやすくなります。
2.折り返したら、波縫いで縫っていきます。
上から2cmのところを、折り返した部分と重なり合う部分を一緒に縫ってください。
また、縫い始めと縫い終わりは返し縫いをして補強しましょう。
3.ハンカチを内側が表になるように半分に折り、できればアイロンで折り目をつけましょう。
右側に折り目になる部分がくるように置きます。
このときに、待ち針で仮止めするとずれる心配がありません。
4.袋状にするために、左横から下(底になる部分)を縫っていきます。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをして、補強しましょう。
また、左横は、紐で絞りやすくするために2cm位下から縫い始めましょう。
5.表に返して、紐を通し両端を結んで完成です。
袋の長さを変える時には、1の段階で折り返し、上の端と同様に縫います。
お気に入りのワッペンをつけたり、ループエンドを使用したりしても大変喜ばれます。
ワッペンをつける時には、作業の最初につけておきましょう。
メガネやスマートフォン、筆記用具を入れる巾着袋として、幅広い年代の方への贈り物として利用できます。
両しぼりの巾着袋はハンカチ1枚を横長に使ってマチをつける
ハンカチを横長に使うと「両しぼり」を簡単に作ることができます。
女性や高齢者にとって、使い勝手の良い巾着袋は何枚あっても喜ばれます。
ハンカチの柄によっては、洋装だけでなく和装用にも重宝するでしょう。
ハンカチの大きさは自由で、紐は出来上がりサイズの3倍の長さを2本準備します。
【両しぼりの横長のマチ付き巾着袋】
1.ハンカチを裏返しにおいて、上と下の端を約3cm手前に折り返します。
2.アイロンで折り目をつけ、波縫いで縫います。
3.縫い終わったら、内側が表になるように折って手前が折り目になるように置きます。
折り目の部分を底として利用します。
4.袋状にするために両横を上から下に縫っていきます。
5.マチを作るためにマチの半分の幅を、右横を内側に左横を外側に折り返し、折り返した底になる部分をそれぞれ待ち針で仮止めしておきます。
袋の中に手を入れて、底の部分を広げます。
待ち針で仮止めした左右それぞれの角の縫いしろを広げて、底の部分に縫い付けます。
この作業が難しい時には、手芸用の接着剤を使用すると便利です。
また、裏返しのままでも、表に返して袋の中でも、どちらでも作業の進めやすい方法で行いましょう。
6.表に返して形を整えてから、紐を通します。
紐の結び目が左右別々になるように紐を通します。
紐通しの部分に2本同時に紐が通りますので、片しぼりの時より細い紐を準備することをおすすめします。
作り方の細かい部分は、片しぼりの巾着袋の作り方を参考にしてください。
ハンカチ1枚を使った花巾着袋の作り方は簡単で家族も大喜び
花巾着袋は、折り返した部分が花びらのように見えることからこの名で呼ばれ、お弁当包みなどに使うことができます。
お弁当包み以外にも、見た目が豪華でお菓子を贈る時のラッピングにも便利で、見た目の華やかさから喜ばれるのではないでしょうか。
今回は大判のハンカチで作りますが、小さいハンカチで作るとキーケースとしても使えます。
作り方は、両しぼりの巾着袋の応用になります。
大判の50cm×50cmのハンカチと、120cmの紐を2本ご用意ください。
【花巾着袋の作り方】
1.ハンカチを表面が上になるように置いて、4つの角をハンカチの中心で1つになるように折り返します。
形を落ち着かせるために、アイロンで押さえておくと作業がしやすくなります。
ハンカチの表の面が内側になっていることを確認してください。
2.折り返して輪になっているところを輪の部分から2cm内側を縫います。
縫い始めを返し縫いで補強することを忘れないようにしましょう。
折り返しの境目は、またいでそのまま縫いますが、補強するために境目は2、3回同じ所を縫います。
縫い終わりは、返し縫いをして補強しましょう。
3.縫い終わったら、4辺の輪になった部分に紐を通していきます。
1本目の紐を4辺すべての輪に通し終わったら、2本目の紐を通します。
2本目の通し始めは、1本目の通し始めの対角になる所から始めます。
紐を通し終わったら、それぞれ両端を1つにして結び完成です。
巾着袋を縫わなくてもできる作り方にはバンダナがおすすめ!
ハンカチより大きいバンダナを、裁縫道具も使わないで巾着袋にリメイクしましょう。
作り方は本当に簡単です。
紐さえあれば、サプライズプレゼント用のラッピングにすぐに準備できます。
ご家族のお友達へのお土産に、食べきれなかったお料理を持ち帰っていただきたい時などに、そっと入れて渡すと素敵です。
バンダナ1枚と紐120cm、小さいヘアゴム8本をご準備ください。
では、バンダナを巾着袋にリメイクする方法をご説明します。
【バンダナを巾着袋にリメイクする作り方】
1.バンダナを表の面を下にして広げ、4つの角に指が通るくらいの輪を作りゴムでくくります。
この輪が紐通しになります。
2.次に4辺の中心に同じように輪を作りゴムでくくります。
合計8個の輪を作ります。
3.紐を通していきます。
紐を半分の60cmに切ってから、「両しぼり」の要領で通していきます。
最後に紐の両端を結んで巾着袋の完成です。
袋が汚れた時は、解いて洗うこともできます。
ゴムでくくった場所以外は紐が見えますので、バンダナの色と紐のコーディネートをお楽しみください。
巾着袋の作り方をマスターして匂い袋をプレゼントしましょう
レースや麻、ローンなどの薄い素材のハンカチを使って巾着袋を作りましょう。
バイアステープで紐通しをつけることで、薄い素材でも補強できます。
大判のハンカチを4つ折りにして作った小さな巾着袋は、お気に入りのポプリを入れて「サシェ(匂い袋)」としてクローゼットに使えます。
礼服用のポケットチーフなど小さいサイズのハンカチで巾着袋を作る時は、折りたたまないで作りましょう。
薄い素材のハンカチで作った巾着袋はおしゃれですので、家族用にはもちろんですが、お友達へのプレゼント用にも大活躍です。
準備するものは、薄い素材のハンカチとバイアステープ、リボンです。
ハンカチのサイズは自由で、大きいものは4つ折りにして使用し、ポケットチーフなど小さいものはそのまま使用します。
出来上がりのサイズによって、マチ好みでつけましょう。
使用するバイアステープは「縁取り」、「両折れ」どちらでも使え、また、リボンはバイアステープの幅に通るサイズを準備しましょう。
それでは早速作ってみましょう。
【バイアステープで紐通しを外付けする巾着袋の作り方】
1.大判のハンカチは外側が表になるように4つ折りにし、小さいサイズのハンカチは2つに折ります。
上の端から3cmから5cm位のところバイアステープを縫い付けます。
両しぼりになるように4つ折りにした時の、一番上と一番下の生地の同じ高さにつけます。
この時に、両端から3cm位ずつ間をあけておくと絞りやすくなります。
2.中表になるようにして、袋状になるように左右の端を上から下まで縫い合わせます。
薄い素材ですので、針目の小さい波縫いにしましょう。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをして必ず補強しましょう。
3.マチの部分を作ります。
両しぼりの巾着の作り方を参考にし、薄い素材ですので接着剤を使いましょう。
4.バイアステープにリボンを通して両端を結んで完成です。
バンダナ2枚で作る巾着袋はオリジナルナップザックに大変身
バンダナを2枚使って両しぼりの巾着袋を作ると、保育園や幼稚園のお着替え袋や学校の体操服袋としてちょうど良い大きさになります。
紐を長くして、ループをつけると子ども用のナップザックになります。
バンダナは、ハンカチ同様柔らかく軽い素材ですので、ランドセルの上からでも背負うことができます。
ランドセルの上から背負うタイプの紐の長さは4mが目安です。
作り方は両しぼりの巾着袋が基本になります。
【バンダナ2枚のナップザック風巾着袋の作り方】
1.バンダナを裏返して置き、上の端を約3cm折り返します。
上から2cmのところを波縫いで縫います。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いを、特に端は往復して補強します。
2.ループを準備します。
バイアステープを5cmの長さに2本切り、それぞれを2つ折りにして端を縫いとめておきます。
3.バンダナを内側が表になるように合わせておきます。
下の辺より3cmから5cm上の両端に作ったループをはさんで置きます。
ループの輪の部分がバンダナの表面にはさまれるように置いてください。
位置を決めたらずれないように、ループをしっかりと縫い付けます。
4.袋状になるように両端と下を縫い合わせます。
両端は紐を通すところより5cm下から縫い始めます。
両端の縫い始めと縫い終わりは返し縫いをして、しっかり補強します。
5.表に返して、紐を通します。
通した紐をループに通して、両端を結んで完成です。
名前のラベルなどをつける時には、最初につけましょう。
手作りのオリジナルナップザックは、お子さんにとっても最高のプレゼントです。
ハンカチを巾着袋にして色々な使い方を暮らしの中で楽しもう
ハンカチは様々な大きさと素材があり、見ているだけでも楽しくなります。
お気に入りのハンカチの素材を生かして巾着袋に作り直すことで、家族へのプレゼントになります。
また、巾着袋の中にお菓子などを入れてラッピングとしても利用できます。
お手元のハンカチを家族へのプレゼントに変身させる時の参考にしてください。