箸の使い方が分からない子供にどのように教えたらよいか?

2019年10月20日

大人でも時々、箸の正しい使い方がわからない人がいます。

小さな子供であれば、箸の正しい使い方を知らなくてあたり前であるとも言えます。

しかし、箸の正しい使い方を子供の頃から教えておけば、大人になっても困らずにすみます。

箸の正しい使い方を子供の頃から身に付けていくにはどうすれば良いのでしょうか。

箸の正しい使い方は子供の頃から教えよう

箸の正しい使い方をご存知でしょうか。

箸の正しい使い方は、持ち方ももちろんですが実際に食事をする際のテーブルマナーも含まれます。

例えば、食べ物に箸を突き刺して口に運ぶ食べ方は大変行儀が悪いです。

また、箸の先をしゃぶる行為や何を食べようか箸を持ったまま料理の上で選ぶのもマナー違反です。

特に小さな子供は、箸をおもちゃ代わりにして遊ぶ場合もあります。

箸で遊ぶのはもちろんマナー違反ですが、それ以前に箸の先は細くなっています。

箸を持って走り回っていると、誰かに怪我を負わせてしまう場合もあります。

箸はあくまでも食事をするための道具であるということを、子供のうちからしっかりとしつけておくのは親や大人の務めでもあります。

子供が大人になって、箸の使い方が変だと言われないためにも、まずは教える側も箸の使い方を身に着けておきましょう。

大人になっても箸の使い方がおかしいと指摘を受けたことがある人は、自分が子供であるつもりで正しい使い方を勉強するのが早く覚えるコツです。

箸の使い方は持ち方だけではない

箸の使い方と聞いて、持ち方をイメージする人は多いです。

子供みたいな食べ方と指摘されて、自分の箸の持ち方が変なのだと思う大人もいます。

しかし、箸の使い方は、持ち方だけではありません。

所詮、箸は食べ物を口に運ぶためのものだから、使い方は気にしなくていいと考える人は子供と変わりません。

大人であれば、まずは正しい箸の持ち方だけではなく、テーブルマナーとしての箸の使い方を覚えておくのも良いのではないでしょうか。

もちろん、箸の持ち方自体がおかしい場合は、子供や大人以前の問題です。

始めに、正しい箸の持ち方から勉強しましょう。

簡単な箸の持ち方の覚え方があります。

まず、箸を1本鉛筆で文字を書く時のように効き手で持ちます。

次に人差し指と親指でできた輪に、中指と薬指の間を経由するようにしてもう1本の箸を通します。

あとは、動かしやすいように箸の位置を調整するだけで、正しい箸の持ち方になります。

箸の使い方も大切ですが、持ち方も重要です。

まずは、自分が正しい箸の持ち方をしているかを確認しましょう。

箸の使い方は子供だからこそ柔軟に対応できる

子供の発想力は、時に大人が考え付きもしなかったアイデアを出すことがあります。

また、柔軟性がありますので、悪いことは悪いときちんと教育すれば、素直に受け入れる子供も多いです。

大人の場合、経験やプライドが邪魔をして、言われたことに素直に実行できないことが多々あります。

特に箸の持ち方は、自分が正しい持ち方や使い方をしているのだと子供の頃から信じる人もいます。

そうなってくると、違う事を指摘すると逆に怒られてしまう事もありますし、先輩や上司がそうであれば余計指摘しづらくなってしまいます。

正しいと信じていることが間違っていたという事を受け入れるのは、今までの人生を否定されてしまったような気分になってしまいます。

そのような理由で、変えたいと思っていても変えられない大人がいるのも事実です。

そのため、箸の使い方は子供のうちからきちんと教えておくことが大切です。

しかし、不運にも箸の使い方を知らないまま大人になってしまった人は、どうすれば良いのでしょうか。

今さら聞けない箸のマナーとは

子供の頃に箸の正しい使い方を知らないまま大人になってしまった人は、箸の使い方を勉強しましょう。

難しく考えずに、子供に戻った時のような気持ちで覚え直すことが上達の秘訣です。

また、実際に食事をしながら、これはマナーとして大丈夫かなと考えながら覚えていくのも1つの手段です。

では、実際に箸の使い方のマナー違反には、どのようなものがあるのでしょうか。

よくマナー違反として言われることが多いのが、ねぶり箸やうつし箸です。

こちらは普段何気なく使ってしまう場合もあります。

ねぶり箸とは箸をしゃぶることで、うつし箸とは使用している箸で食器内の食べ物を移すことです。

他にも、どれを食べるか箸で指しながら考える迷い箸や、汁物などを食べた際に箸から汁が垂れるなみだ箸などもあります。

また、手が届かないからと箸で食器を寄せるよせ箸や、箸を持ったまま手を動かす振り上げ箸などもマナー違反ですので気を付けましょう。

さらに食材に箸を立てる立て箸は、通夜の際のご霊前に使用することがありますので大変失礼です。

絶対に普通の食事で行わないようにしましょう。

子供に興味を持たせるのも1つの教え方

箸の使い方を子供に教える際、どのように教えていけば良いのでしょうか。

素直な子供であれば、言われた通りにやってくれるかもしれませんが、そんな子供ばかりだと苦労しませんよね。

正しい箸の使い方を教えているのに、嫌だと逃げ出してしまうこともあります。

泣きわめいて箸の使い方なんて知らないと、ダダをこねる事があるのも子供です。

しかし、興味があることに関しては夢中になって挑戦するのも子供の特徴です。

箸の使い方が違うからと頭ごなしに怒るのではなく、まずはどのように教えたら子供が興味を持ってくれるのかを考えてみましょう。

また、時には厳しく指導し、終わった後によく頑張ったねと褒めてあげるのも、箸の使い方を覚えるための手段です。

一番いけないのは、何度言っても覚えないからと怒るのみで終わってしまう事です。

子供としては怖くなって逆にできなくなってしまうこともありますし、反発心の強い子供であれば頑なに覚えようとしなくなってしまう場合もあります。

箸の正しい使い方は難しくない

箸の正しい使い方は覚えることが多いですが、一般的に1日3回食事をしますので子供の場合、その度に教えていけば覚えも早いです。

必要なのは、子供に簡単であると自覚させることです。

特にいろいろな事に疑問を持つ年齢の子供は、言われることに対してすべてなぜと聞いてくることが多いものです。

1つ1つに対して、大人がしっかりとした答えを出せば納得してくれます。

根気よく子供の疑問と向き合ってみることで、自分自身も箸の使い方をきちんと覚えていなかったことに気づくこともあります。

箸の正しい使い方は、子供の頃にしっかりとマスターしておけば、大人になってからマナー違反をしなくて済みます。

もちろん、大人でも知らない人はいますので、箸の使い方がわからない場合は、本やインターネットなどで勉強しておくことも大切です。

また、箸の使い方について指摘を受けた際には、子供のように素直な気持ちで、自分の間違いを受け入れる余裕を持ちましょう。

箸の使い方を子供に教えてみよう

箸の使い方について自分自身どうだったのかと、もう一度思い返してみましょう。

問題なさそうであれば、それを子供に教えてみましょう。

教えていくことで、子供にどのように伝えれば良いのかという目線が見えてきます。

大人目線では理解できることも、子供では理解できないことは多々あります。

箸の使い方を通して、もう一度子供目線になってみませんか。