相手からの印象も左右する!自宅訪問時の重要マナーあれこれ
2019年12月15日自宅訪問をする際、相手の迷惑にならないためにも、マナーのある行動を心掛けたいものです。
できれば、「また来てほしいな」と相手に思ってもらえるのが理想ですよね。
そこで今回は、自宅訪問の際に重要なマナーについてご説明していきます。
目次
自宅訪問時はマナーを持って清潔感のある服装を
当日慌てないためにも、自宅訪問の事前準備は余裕をもってしておくことが大切です。
まず大切な事前準備として挙げられるのが、自宅訪問当日の服装です。
自宅訪問をする際の服装にこれといった決まりはありませんが、できれば相手に好印象を与えるものが望ましいです。
マナーの面で見ると、肌の露出が多かったり、華美であったりする服装は、相手によって不快に感じることも考えられるため避けたほうが良いでしょう。
例えば、女性がスカートやワンピースを着るのであれば、座った際に膝が見えないくらいの丈を選ぶのがマナーです。
パンツスーツなども、颯爽とした雰囲気があり好印象のため、足を出すのに抵抗がある方も着やすいですよね。
スマートに玄関から部屋へ上がれるように、さっと脱ぎやすいような靴を事前準備しておくことも良いです。
このように、女性が自宅訪問をする際の服装は、清潔感や清楚さを心掛けるようにしてください。
また、男性であればシャツの上にジャケットを羽織るのがおすすめです。
相手が会社の上司など、目上の方の場合は、スーツでよりきちんとした印象の服装を選ぶこともマナーです。
靴下などの状態は大丈夫?自宅訪問前はメイクの確認も重要
自宅訪問をする際の盲点となりがちなのが、靴下の状態です。
きちんと事前準備しておいても、「靴下を履いてみたら穴が開いていた」ということも少なくありません。
また、女性であれば自宅訪問をする際にストッキングを履いていくことも多いです。
ストッキングは、思わず爪を引っかけてしまい、急に伝線してしまうこともあります。
そのため、自宅訪問当日に電線してしまっても慌てないよう、ストッキングは予備を持っておくことをおすすめします。
自宅訪問をする際は、意外に靴下やストッキングなどの足元に目が行きがちです。
状態の悪い靴下やストッキングを履いていると、だらしない印象を与えてしまうこともあるため注意してください。
また、特に女性が自宅訪問をする場合は、服装以外のメイクなどにも注意が必要です。
女性のメイクは流行りもありますが、色を多く使った濃いものは避けるのがマナーです。
できればベージュ系でまとめるなど、控えめなメイクを心掛けましょう。
自宅訪問時の手土産は期限で迷惑をかけないのがマナー
一般的に、自宅訪問をする際には、何らかの手土産を持参するのがマナーですよね。
自宅訪問をする際の手土産は、どれを選ぶか決めるのに時間がかかることも考えられるため、余裕を持って事前準備をしておくことが大切です。
また、自宅訪問の際の手土産にはお菓子などの食べ物が多いですが、期限があまり短いものは避けるのがマナーです。
期限が短い手土産を持参してしまうと、相手が急いで消費しなければならなくなってしまいます。
相手が好きなお菓子などを手土産に選び、その期限が短い場合は問題ないかもしれません。
しかし、そうでない場合は期限に余裕のあるものを選ぶのが無難です。
それから、手土産は自宅訪問をする目的に合わせて、のしをつけるか否かを判断するようにしてください。
それがかしこまった訪問であれば、手土産にのしをつけることがマナーの場合もあります。
一方、気軽に自宅へ遊びに行くための訪問であれば、のしをつけると固すぎる印象を与えてしまうこともあるため注意しましょう。
自宅訪問日程は相手の都合に合わせるのがマナー
自宅訪問をする際には、日程を相手に合わせて決めることが大切です。
自分にとって都合が良い日でも、相手にとってはそうでないこともあります。
訪問する立場として、自分よりも相手の都合を優先するのがマナーでしょう。
また、自宅訪問をする際には電話などで改めて事前連絡をしておくも大切なマナーです。
突然自宅訪問をしてしまうと、相手に忙しい思いをさせてしまうことが考えられます。
時間帯によっては、自宅の掃除や片付けを済ませていないこともあります。
それだけでなく、場合によっては相手が自宅に不在であることも考えられるため注意してください。
それから、初めてそこへ自宅訪問する場合は、道順などを事前確認しておくようにしましょう。
慣れない道は、方向を間違ってしまうこともあるものです。
道に迷ってしまったりすると、注意が散漫になり、交通事故の危険性も高くなると言えます。
道順はもちろん、自宅までどのくらいの時間がかかるかも確認しておくと、訪問予定時間を過ぎて相手に迷惑をかけてしまうようなことも防げます。
自宅訪時は部屋のタイプで違う!?和室では意外なマナーも
ここでは、自宅訪問で通される部屋の種類ごとのマナーについて、以下でご説明します。
・和室に通される場合
相手が部屋に来るまでの間は、出入り口の近くで座って待ちます。
和室には、来客用の座布団が用意されていることが多いですが、相手が来て声をかけられるまではそこへ座らないのがマナーです。
自宅訪問の挨拶は玄関でもしますが、部屋に通された後も改めてするようにしてください。
和室の場合は、揃えた指先を畳につけながら座ったまま挨拶をします。
また、敷居や畳のへりを踏むことはマナー違反となるため、その点も覚えておくようにしてください。
・洋室に通される場合
洋室は、相手が勧めたイスなどに座りながら待ちます。
そして、相手が来たら立ち上がり、改めて自宅訪問の挨拶をしましょう。
和室の場合もそうですが、手土産はこの挨拶の際に袋から出して渡します。
手土産が相手の正面に向いているかにも注意してください。
それが済んだら、ゆっくりと座ります。
背もたれがついているイスなどもありますが、それにもたれるような座り方は避けるようにしてください。
自分ではそのつもりがなくとも、横柄な印象を与えてしまうことが考えられます。
お茶菓子などは遠慮せず頂くのがマナー
多くの場合、自宅訪問をする相手は、お茶菓子や飲み物などを用意してくれています。
用意してくれたことへの感謝を表すためにも、それらは遠慮せず頂くのがマナーです。
あまり遠慮してしまうと、「好みではなかったのかな」と相手に気を使わせてしまうこともあるため注意しましょう。
また、女性の場合は飲み物を頂くコップに口紅がついてしまうことがありますが、帰る前にそれを拭き取るのがマナーです。
さりげなく、スマートにするようにしてください。
自宅訪問の滞在時間は、1時間前後を目安として考えておくと良いです。
帰る際は、和室の場合は座っていた座布団から降りてから、洋室の場合は立ち上がってから挨拶をしましょう。
寒い時期など、上着がある場合は自宅を出てから着るのがマナーです。
自宅訪問後のお礼も忘れないのがマナー
自宅訪問をする際は、その方が普段どのような振る舞いをしているかが表れるとも言えます。
相手に不快を与えないためにも、普段からマナーのある行動を心掛けることが大切です。
また、自宅訪問後には、改めてそのお礼を相手に伝えることも忘れないようにしてください。
自宅訪問のために忙しい時間を割いてくれたことなど、感謝の気持ちを素直に伝えると良いです。